【メッセージ】東海ロール株式会社

『技術』という名の人間力で、
あらゆるオーダーにお応えします。

　東海ロールの創業は、昭和23年7月です。当時はまだ食糧不足の時代、『食を支える技術こそ、最大の社会貢献』と考え、創業者・西脇正一は、食品加工の効率化を図るチルドロールづくりを始めました。やがてロールの応用範囲も、食品からゴム、ビニール、製紙、塗料用へと拡大。今では、朝食のパンから自動車のタイヤ、紙幣のインキまで、あらゆる分野の製造機械に東海ロールの製品が活用されています。
　中でも、ボアードロール(竪吹のチルドロール)の技術については、今や国内オンリーワン。職人たちの豊かな知識と感性、そして経験が、ひとつひとつの製品の確かな品質を支えています。そもそも、チルドロールはコンピュータでオートメーション化できない工業製品です。どんなに科学技術が進んでも、金型をおこし、鋳造し、5μ単位で精密に加工するのは、『職人技』の領域です。
　だからこそ、私たちは常に創意工夫を重ね、ひとりひとりの技術力の向上に努めています。お客様に期待以上の製品をお届けしていくこと、それが、創業以来大切にしている東海ロールの基本姿勢です。
　モノづくりと同様に、私たちが力を注いでいるのは、製品のアフターケアです。正しく、効率よく、安全に、チルドロールをご活用いただくために、きめ細かなメンテナンスやアドバイスを行っています。また、お客様からの様々なご意見は、大切に社内に持ち帰り、全社員で情報を共有。『クレームこそ、技術を磨き、ひとを育てるチャンス!』と捉え、ひとつひとつの課題の解決に全力で取り組んでいます。
　創業して60余年。おかげさまで、10年後、20年後を担う次世代の職人も着々と力を蓄えています。今後は、新しい素材の開発や市場の開拓なども視野に入れながら、さらに高品質なチルドロールのご提案をめざしてまいります。

代表取締役社長　宮元五郎